2006-08-06

黒部ダム


以前から行ってみたかった 立山黒部アルペンルートに青春18切符を駆使してやってきました。

立川0:29
↓<ムーンライト信州
信濃大町 5:09/5:35
↓<路線バス
扇沢 6:15/7:30
↓<関電トンネルトロリーバス
黒部ダム 7:46

上記の通り立山黒部アルペンルートの出発地である扇沢へは特に問題もなく、順調にたどり着いたのだが、扇沢でトロリーバスが出るまでかなり待たされるハメに。
しかし、後々わかる事なのだが、夏で混み合うこの先のアルペンルートをスムーズに行動する為にはこの扇沢の切符売場でのポジショニングが極めて重要なのであった。
我てらがバスで扇沢に着いた時にはすでに数組10数名の登山者らしき人達が1Fの切符売場前で並んでいた。これはただ事ではないなと覚悟しバスを降りそのまま行列に参加。電光掲示板いわく切符の発売は6:50頃かららしいので、のんびりと待つことに。その間ズルズルと長蛇の列が背後に伸びていった。
しばらくすると団体ツアーのバスが到着、降りてきたツアー客たちは我てらの並ぶ切符売場を横目に2Fの改札口へ向かうではないか。やーな予感がした我ては切符売場の順番待ちをゆみっぺに託し、ツアー客の後を追い改札口へ。するとそこにはツアー客の加わった新たな行列があるではないか。
ツアー客に改札順番待ちをさせ、切符はガイドさんが団体受付でゲットするという、なんとも効率的なチームプレイをしているのである。
つまり、1F切符売場で早くから頑張って並んでも、改札では後からきたツアー客大集団の後ろになってしまうのである。我ては早くに気付き、ツアー客第一集団中間辺りに入り込むことができたが、切符売場で我てらの前にいた人達が切符を買って上がってきた頃には改札口いっぱいのツアー客の後ろとなってしまっていた。「かわいそう・・・」「というか誰か怒れよ!」
結論からすると、扇沢では2人以上のグループであれば切符購入組みと改札並び組みに分かれる方が望ましい。
どうしてこんなに熱心に扇沢でのポジションについて語るかと言えば、聞いた話によると関電トンネルトロリーバスは最高8台を連ね7:30になると大勢の観光客を一気に黒部ダムへ運ぶそうな。
しかし、黒部ダムから先の交通手段はケーブルカーやロープウェイ等でそんなに多くの人を一気に乗せられないのである。おそらくここへ来る人達のほとんどは立山黒部アルペンルートの最高地点室堂を目指すであろうから出遅れると黒部ダム以降の乗り物にかなりの待ち時間を要する事になるのだ。
青春18切符でキチキチの旅行をする我てらにとって、ちょっとの遅れが命取りになるのは言うまでもない。
さて、そんな訳で関電トンネルトロリーバスの1号車にて黒部ダムに到着しなのであるがここでまた問題があるのだ。せっかく来たので展望台に登ってダムを見たいのだがその為には黒部ダム駅から220段の階段を上らないといけないのである。展望台に行かなくてもいいよという人達はそのままダムの上を歩き次のケーブルカー乗り場の黒部湖駅に向かってしまうのだ。
ここで抜かされては朝の努力が台無しになってしまう。それに我ては自分が撮った風景写真に人(特に観光客)が写っているのが大きらいなのである。その為には駅から大勢の人が出てくる前に220段の階段を駆け上がればよいのだ。ダム展望台の標高は1508m、運動すれば心臓と呼吸がすぐに早くなる。
階段を1つ抜かしで休まず駆け上がった。辛かった、恐らくダム展望台についた我ての顔は鬼の形相をしていたであろう。
そうしてあがる息を止め、手ぶれしないよう撮った写真が上の1枚。
朝早いためダムの放水に太陽が当たっておらず虹こそ出ていないものの、苦労して撮影した観光客が1人も写っていない夏の黒部ダムなのである。

ちなみに撮影後、息を整える間も無く階段を駆け下り、ダムを渡る先頭集団に追いついた事は言うまでもなかろう。
我ては好きでやっているのだからともかく、それに付き合わされた人はたまったもんじゃない。。。と、思ふ。

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